WORLD HERITAGE LAB
マチュピチュの行き方
完全ガイド
チケット・列車・バス・服装・高山病対策まで、旅の準備をまとめて確認
マチュピチュの行き方を調べ始めたとき、飛行機・列車・バス・入場券とそれぞれ予約が必要で、「これはひとりで手配できるのかな?」と不安になったのが、このガイドを作ったきっかけです。しかも入場ルールは毎年のように変わっていて、少し前のブログ情報だと今は使えないこともありました。そこで、2026年10月時点の公式情報や最新の案内をもとに、日本からマチュピチュまでの流れを順番に整理しました。私自身もいつか行くときに使えるよう、チェックリストのつもりでまとめています。
マチュピチュがどんな遺跡なのかはマチュピチュとは?歴史と見どころで紹介しています。
※この記事にはPRを含みます。
この記事で分かること
- 日本からマチュピチュまでの行き方と所要時間
- 列車・シャトルバスの選び方と料金の目安
- 2026年の入場チケット・サーキット・人数制限
- ベストシーズン、服装、高山病対策と持ち物
マチュピチュへの行き方とチケット

日本からクスコまでの行き方
日本からペルーへの直行便はありません。アメリカ(ヒューストン、ダラス、ロサンゼルスなど)やメキシコシティなどで乗り継いで首都リマへ入るのが一般的で、乗り継ぎ時間を入れると片道おおよそ24〜30時間かかります。アメリカ経由の場合は、乗り継ぎだけでも電子渡航認証(ESTA)が必要になるので注意してください。
リマからは国内線でクスコへ。飛行時間は約1時間20分です。マチュピチュへの旅は、このクスコが出発点になります。
STEP 01
日本→リマ
アメリカやメキシコ経由で約24〜30時間
STEP 02
リマ→クスコ
国内線で約1時間20分
STEP 03
クスコ→マチュピチュ村
列車(またはバス+列車)で約3.5〜4.5時間
STEP 04
マチュピチュ村→遺跡
シャトルバスで約20〜30分
ペルーへの航空券は、経由地や時期で値段が大きく変わります。複数の航空会社をまとめて比べると探しやすいですよ。PR
クスコから列車でふもとの村へ
遺跡のふもとにあるマチュピチュ村(アグアス・カリエンテス)へは、道路がつながっていないため、基本的に列車で向かいます。クスコ市内から出る便のほか、聖なる谷にあるオリャンタイタンボ駅から乗るのが定番で、オリャンタイタンボからは約1.5〜2時間です。
雨の多い1月〜4月ごろは、クスコ市内からの便が「バスで駅まで移動し、そこから列車」という乗り継ぎ型になることが多いです。どこから乗る便なのか、予約のときにしっかり確認しておきましょう。
列車の種類と選び方
マチュピチュ村へ向かう列車は、ペルーレイルとインカレイルの2社が運行しています。どちらも、手ごろなクラスから豪華な観光列車まで、いくつかの種類があります。
| 会社 | 主なクラス | 特徴 |
|---|---|---|
| ペルーレイル | エクスペディション、ビスタドーム、ハイラム・ビンガム | 天窓つきのビスタドームが人気。ハイラム・ビンガムは食事つきの豪華列車 |
| インカレイル | ザ・ボイジャー、360°、プライム | 360°は展望車つき。少人数でゆったりした車両が多い |
料金はクラスや時期によって大きく変わり、片道でおおよそ60〜150ドル以上が目安です(豪華列車はさらに高くなります)。人気の時間帯は早めに売り切れるので、入場券の時間が決まったらすぐに列車も予約するのがおすすめです。
航空券・列車・入場券・ホテルをひとつずつ手配するのが不安な方は、まとめて手配できるツアーも検討してみてください。PR
シャトルバスと徒歩の登り方
マチュピチュ村から遺跡までは、くねくねした山道をシャトルバスで約20〜30分登ります。始発は朝5時30分ごろで、10〜15分おきに出発します。料金は外国人の場合、片道約12ドル(往復約24ドル)が目安です。
バスを使わず、石段の登山道を歩いて登ることもできます。約1,700段・高低差約400mあり、体力のある人で1時間半前後かかります。朝いちばんの入場をねらう人は、まだ暗いうちからバス乗り場に並ぶこともあります。
注意
2025年9月には、バスの運営会社をめぐる争いでバスが止まり、線路もふさがれて多くの観光客が足止めされました。出発前に運行状況を確認し、日程には1日ほど余裕をもたせておくと安心です。
入場チケットとサーキット制
マチュピチュの入場券は、ペルー文化省の公式販売サイトで買えます。入場は時間指定で、さらに見学ルート(サーキット)ごとにチケットが分かれています。遺跡の中を自由に歩き回ることはできず、決められた順路を一方通行で進むしくみです。
| サーキット | 内容 | 主なルート |
|---|---|---|
| サーキット1(パノラマ) | 遺跡を上から見下ろすルート | マチュピチュ山、上段テラス、太陽の門、インカ橋など |
| サーキット2(クラシック) | 遺跡の主な見どころをめぐる定番ルート | 2-A、2-B(いちばん人気) |
| サーキット3(王族) | 下の区域やワイナピチュをめぐるルート | ワイナピチュ、月の神殿、ウチュイピチュなど |
はじめての方には、太陽の神殿などの主な見どころを通るサーキット2が人気です。乾季は数週間前に売り切れることもあるので、日程が決まったら早めに予約しましょう。
入場料と1日の入場上限
2026年10月時点の案内では、外国人大人の入場料は通常ルートで約163ソル(2026年5月から保全のための料金が加わった額)、ワイナピチュやマチュピチュ山を含むルートは約200ソルとされています。学生や子どもには割引料金があります。
1日の入場者数にも上限があり、2026年は通常4,500人、観光シーズンは最大5,600人です。最大5,600人になるのは、2026年6月19日〜11月2日などの期間とされています。ガイドの同行が原則として必要なので、個人で行く場合も現地のガイドを手配しておきましょう。
ポイント
入場料・上限人数・ルールは変わることが多いので、予約の前に必ず公式販売サイトで最新の情報を確認してください。非公式の販売サイトは、手数料が上乗せされていることがあります。
マチュピチュの行き方と旅の準備

ベストシーズンと服装
マチュピチュのベストシーズンは、雨の少ない乾季(5月〜9月ごろ)です。晴れる日が多い一方で、観光客もいちばん多くなります。11月〜3月ごろの雨季は雨が多く、緑は美しいものの、霧や土砂崩れで景色が見えなかったり、交通が止まったりすることがあります。なお、遺跡まで歩く「インカ・トレイル」は、整備のため毎年2月は閉鎖されます。
標高が高いので、昼は日差しが強く、朝晩は冷えこみます。服装は重ね着が基本です。
- 脱ぎ着しやすい上着(フリースや薄手のダウン)
- 雨具(レインコートやポンチョ)
- 帽子・サングラス・日焼け止め
- すべりにくい歩きやすい靴
- 虫よけ(遺跡のまわりには小さな虫が多い)
高山病対策と日程の組み方
クスコの標高は約3,400mで、マチュピチュ(約2,430m)より高い場所にあります。到着した日に頭痛や息苦しさを感じる人も多いので、着いた日は無理をせず、ゆっくり過ごすのが基本です。
クスコより低い聖なる谷(標高約2,800m)やマチュピチュ村に先に泊まり、体をならしてからクスコ観光をする、という日程の組み方もあります。水分をこまめにとり、お酒はひかえめに。持病がある方や体調に不安がある方は、出発前にお医者さんなど専門家にご相談ください。
遺跡のルールと持ち物
マチュピチュの遺跡の中には、いくつか大切なルールがあります。
- 大きな荷物(大型のリュックなど)は持ちこめない
- 飲食は原則として禁止
- ドローンや三脚、自撮り棒の使用は禁止
- 入場券に指定された時間とルートを守る
- パスポートは入場時に必要(記念スタンプを押せる場所もある)
通信手段も準備しておきましょう。ペルーでは、日本で事前に設定できるeSIMを使うと、着いてすぐ地図や配車アプリが使えて便利です。お金は、現地通貨のソルを少しと、クレジットカードを組み合わせるのが安心です。
乗り継ぎの多いペルー旅では、空港に着いてすぐネットが使えると安心です。出発前に設定できるeSIMを用意しておくと便利ですよ。PR
宿泊地とモデルプラン
朝いちばんにマチュピチュに入りたい場合は、ふもとのマチュピチュ村に1泊するのがおすすめです。クスコから日帰りもできますが、列車とバスで片道4〜5時間かかるので、かなりあわただしくなります。
| 日数 | おおまかな流れ |
|---|---|
| 1〜2日目 | 日本出発→アメリカなどで乗り継ぎ→リマ着 |
| 3日目 | リマ→クスコ(国内線)→聖なる谷へ移動して高度にならす |
| 4日目 | 聖なる谷→列車でマチュピチュ村へ(村に宿泊) |
| 5日目 | 朝いちばんにマチュピチュ見学→列車でクスコへ |
| 6日目 | クスコ市内観光(12角の石など) |
| 7〜8日目 | クスコ→リマ→帰国(機内泊) |
マチュピチュ村やクスコの宿は、乾季には早めに埋まります。日程が決まったら、宿も先に押さえておきましょう。PR
聖なる谷めぐりや、日本語ガイドつきのマチュピチュ観光など、現地発のツアーも探せます。PR
マチュピチュの行き方のまとめ
マチュピチュの行き方は、日本→リマ→クスコと飛行機を乗り継ぎ、列車でマチュピチュ村へ、そこからシャトルバスで遺跡へ、という流れが基本です。入場券は時間とルートの指定制で、2026年は1日4,500〜5,600人の上限があります。乾季は早めの予約が必須で、高山病対策のために日程には余裕をもたせましょう。最新のルールを公式サイトで確認してから、ぜひ計画を立ててみてくださいね。

自由研究にチャレンジ!
記事の本文には書いていない豆知識をクイズにしました。タップすると答えが開きます。
【小学生むけ】知ってた?日本とペルーの時差はどれくらい?
答え:14時間です。
ペルーは日本より14時間おそい時間で生活しています。日本が夜9時のとき、ペルーは同じ日の朝7時。ペルーはサマータイム(夏に時計を進める制度)がないので、1年中同じ時差です。
調べ方のヒント:世界地図で日本とペルーの「経度」を調べ、経度15度で1時間ずれるルールから時差を計算してみよう。
【中学生むけ】知ってた?マチュピチュ村には車で行けない?
答え:ふつうの車の道はつながっていません。
マチュピチュ村には、ほかの町とつながる自動車道路がなく、列車か歩きでしか行けません(遺跡までのバス道路は村の中だけの道です)。物資も列車で運ばれるため、村の物価はクスコより少し高めといわれています。
調べ方のヒント:山の上や島など「車で行けない町」を日本でも探し、物の運び方を比べてみよう。
【高校生むけ】知ってた?マチュピチュの入場者数の上限は、どうやって決められている?
答え:遺跡が傷まない人数として、国が毎年見直しています。
入場者数の上限は、石段のすり減りや土の流出、ゴミの量などを調べたうえで決められています。一方で、観光は地元の大事な収入源でもあるため、上限を増やしてほしいという声もあります。「守ること」と「活かすこと」のバランスは、世界中の観光地が抱える課題です。
調べ方のヒント:オーバーツーリズム(観光客の増えすぎ)の例を3つ調べ、それぞれの対策(人数制限・予約制・入場料の値上げなど)を比べてみよう。