エローラ石窟群観光ガイド!行き方・入場料・ベストシーズン

エローラ石窟群を実際に訪れるとしたら、まず気になるのが「そもそもどうやって行くのか」という行き方の部分でした。調べてみると、最寄りの都市からのアクセス方法も、近くのアジャンター石窟群との周遊プランも、事前に知っておくと安心なポイントがいくつもあって。今回は、そんな私自身の疑問も解消しながら、エローラ石窟群への行き方や観光の楽しみ方をまとめてご紹介します。

この記事で分かること

  • エローラ石窟群への行き方とアクセスの基本
  • 入場料・営業時間・ベストシーズン
  • アジャンター石窟群との周遊プランの立て方
  • 見学の所要時間とおすすめの回り方

エローラ石窟群への行き方とアクセス基本情報

まずは、エローラ石窟群までの行き方と、訪れる前に知っておきたい基本情報を確認していきましょう。

エローラ石窟群へのアクセス拠点となる空港ターミナルのイメージ
※イメージ

最寄り空港とアウランガーバードからの行き方

エローラ石窟群への行き方で基点になるのが、チャトラパティ・サンバジナガル空港(旧アウランガーバード空港)です。空港からエローラ石窟群までは車でおよそ70分、市街地中心部からはおよそ56分ほどが目安とされています。インド考古局(ASI)の案内でも、エローラはアウランガーバードから北北西へ約30kmの場所にあると紹介されていますよ。

入場料と営業時間

ASI公式の案内によると、営業時間は日の出から日没まで、休場日は火曜日とされています。入場料は15歳未満が無料、インド・SAARC・BIMSTEC諸国の国籍を持つ人が40ルピー、それ以外の外国人は600ルピーとなっています。ただし料金や営業時間は変更される可能性があるため、訪問前にASI公式ページなど最新情報の確認をおすすめします。

ベストシーズンはいつ?

アウランガーバード地区の気候は、平均するとおよそ14〜40℃程度とされ、冬季にあたる10〜2月ごろが比較的過ごしやすい時期です。夏季の3〜5月は気温が高くなりやすく、歩いて石窟を回るにはやや厳しい時期といえます。歩き回ることを前提にするなら、10月から2月ごろのベストシーズンを狙って訪れるのがおすすめです。

服装・持ち物の注意点

石窟内は足場が不安定な場所もあるため、歩きやすい靴での見学がおすすめです。日差しが強い時期は、帽子や日焼け止めも忘れずに。石窟内は比較的涼しい一方、屋外の移動は暑くなりやすいので、羽織れるものを1枚持っておくと安心ですよ。

体調や持病に不安がある場合は
石窟内の階段や段差は場所によって急なところもあります。体力面や持病に不安がある方は、事前に旅行会社や医療専門家にご相談のうえ、無理のない範囲で見学することをおすすめします。

アジャンター石窟群との周遊プラン

エローラ石窟群からアジャンター石窟群までは、車でおよそ98km・118分ほどの距離です。日帰りでの両方周遊が不可能というわけではありませんが、それぞれの見学密度を考えると、1日1遺跡のペースでゆっくり回るほうが満足度は高くなりそうです。周辺の観光統計でも、この2つの遺跡は同じ観光圏として扱われることが多くなっています。

エローラ石窟群観光の楽しみ方とモデルコース

ここからは、実際に現地でどう回ればいいのか、モデルコースやおすすめの楽しみ方を紹介します。

観光客向けに整備された石窟群周辺の見学路の様子
※イメージ

見学の所要時間とモデルコース

34の石窟すべてをじっくり見て回ると、半日から1日ほどかかるのが目安です。時間が限られている場合は、仏教窟の第10窟・第12窟、ヒンドゥー教窟の第16窟(カイラーサ寺院)、ジャイナ教窟の第32窟あたりを中心に回ると、3つの宗教それぞれの見どころを効率よく押さえられますよ。

初めてでも回りやすい見学順

石窟は番号順に並んでいるため、仏教窟(1〜12窟)→ヒンドゥー教窟(13〜29窟)→ジャイナ教窟(30〜34窟)という順で歩くと、時代の流れに沿って見学できます。カイラーサ寺院(第16窟)は規模が大きく見応えもあるため、体力があるうちの午前中に訪れるのがおすすめです。

写真映えするおすすめスポット

カイラーサ寺院は、正面から見上げる構図はもちろん、少し高い場所から中庭全体を見渡す角度も人気があります。単一の岩から彫り出された建物とその周囲の崖が一緒に写る写真は、スケール感が伝わりやすくおすすめですよ。

観光客増加と保存の両立

近年、エローラ・アジャンター周辺の観光客数は大きく増加しており、地域経済への波及も大きいとされています。その一方で、UNESCOの報告書では観光客の無秩序な行動や環境管理が課題として挙げられているのも事実です。見学の際は、案内表示やスタッフの指示に従い、貴重な石窟を長く残していくための行動を心がけたいですね。

まとめ:エローラ石窟群を訪れる前に知っておきたいこと

エローラ石窟群への行き方は、チャトラパティ・サンバジナガル空港を基点に考えるとシンプルです。入場料やベストシーズンを事前に押さえておけば、当日はゆったりと見学に集中できますよ。訪れる前に、カイラーサ寺院の建築の秘密宗教共存の歴史を知っておくと、現地での見え方がぐっと変わってくるはずです。

エローラ石窟群への行き方・入場料・ベストシーズンをまとめた観光インフォグラフィック
※イメージ

自由研究コーナー

🔰 小学生向け:エローラ石窟群はどこの国にあるの?

答え:インドのマハラシュトラ州にあります。日本からは飛行機を何度か乗り継いで、まずアウランガーバードという街の近くの空港に行き、そこから車で移動するのが一般的なルートです。

まめ知識:マハラシュトラ州には、インド最大の都市であるムンバイもありますよ。

📘 中学生向け:ベストシーズンが10〜2月なのはなぜ?

答え:この時期はアウランガーバード地区の気温が比較的落ち着いていて、歩いて石窟を回るのに適しているからです。逆に3〜5月は気温が高くなりやすく、屋外での長時間の見学には向いていません。

まめ知識:インドは地域によって気候が大きく異なるため、旅行先ごとにベストシーズンを調べることがとても大切です。

🎓 高校生向け:観光客の増加は遺跡にどんな影響を与える?

答え:観光客が増えることで地域経済は潤いますが、一方で石窟内の湿度上昇や、無秩序な行動による劣化などのリスクも高まります。観光振興と文化遺産の保存管理を両立させることは、多くの世界遺産に共通する課題です。

まめ知識:一部の世界遺産では、1日あたりの入場者数に上限を設けるなど、観光と保存のバランスを取る取り組みが行われています。

エローラ石窟群そのものについてはこちらの概要記事、建築の秘密についてはカイラーサ寺院の記事にまとめています。

出典・参考文献

  • Archaeological Survey of India (ASI): World Heritage Ellora Caves
  • AAI Airport contact page (Aurangabad)
  • Economic Times / PTI: Footfall at renowned tourist sites rises in Sambhajinagar
  • UNESCO State of Conservation document (Ellora Caves)
  • Wikipedia: Aurangabad district, Maharashtra